【二人声劇】アナグラムの天使【台本】
★レン【キムてん】× ☆アノリ【甘乃暖】
【二人声劇】アナグラムの天使【台本】
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#声劇 #二人声劇 #掛け合い #声劇台本 #壱花の台本
こういう系の二人声劇は初めて、、ですかね!✨
甘乃暖さんの所にお邪魔致しました!✨✨
いや〜台本だけでなく演技までお上手とは!(--;)恐れいります笑笑
とても楽しい台本でした(๑•̀ㅂ•́)و✧
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★レン
街外れの小さな工場(こうば)でひとりで暮らしながら飛行船の研究をしている青年。少し気性が荒い。母子家庭で小さい頃に母親を亡くして以来、よく聞かされていたまだ見ぬ空に浮かぶ島や天使に憧れて、飛行船で空を旅する夢を持っている。
突然降ってきた天使のアノリと出会うことでその夢が空想から現実に近づき、より研究に力を入れるようになる。
☆アノリ
空に浮かぶ島から見える地上に興味を持っていながらも、地上の人間とは関わらない方がいいと教わりながら育ってきたため、見つからないようにこっそりと夜に地上の観察をするのを日課としていた天使の少女。
ある日の夜、いつもと同じように地上を覗き込んでいる時に強風に煽られ上手く飛べずそのまま落下。
落ちていく途中の木の枝で翼に怪我をして、レンの元で怪我が治るまで保護してもらうことになる。
(✩リオナ)
レンの母親。夢見がちな性格で彼女もその昔、天使の話を祖母に聞かせてもらって以来ずっと空に夢をみており、その話を息子のレンにもよく聞かせていた。
もともと体が弱くレンがまだ小さい頃に若くして亡くなっている。
※途中の『』は✩リオナの台詞ですが、☆アノリ役の方が一緒に演じてください。
————【台本】————
★“空に浮かぶ島には天使が住んでいる”
楽しそうに話す母さんを、今でも覚えている。
(砂利を踏む足音ひとつ)
★「?なんだあれ」
☆「——ぁぁぁぁああ~!」
★「は!?ちょっ、」
☆「きゃあ!」
★「うわぁ!」
★それは、天使の少女が降ってきた夜。
☆「翼が治るまで、ここに置いてくれませんか…?」
★怪我をして上手く飛べないのだと言う彼女は、
まぬけな天使だと思った。
(工具の音)
☆「飛行船作ってるんだ、すごいね」
★「見てみたいんだ。母さんが言ってたもの、見れなかったものを…この目で」
☆「……地上の人達からしたら夢みたいなところかも。空気はここよりずっと綺麗だし、夜なんて、
(足音が止まったら、同時に。
『』はechoエフェクト推奨)
✩『星の海に漂ってるみたいよね』
☆「星の海に漂ってるみたいだよ」
(作業の手を止めて)
★「え、」
(歌入り、機体を壊す音)
★「っ何で上手くいかないんだ!!」
☆「やめて、レン、」
★「お前なんかにっ飛べない僕の気持ちなんか分かんないだろ!」
☆「……あなたの翼を…どうしてあなたが壊しちゃうの?」
★どうしようもない僕のことを、
何よりも思ってくれる人だった。
なぁ、君は———
★「母さん…?」
☆「…私はアノリ、アノリだよ」
☆ 「一緒に、飛んで」
★「うん…隣で見てて、アノリ」
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それは 星降るの夜の奇跡。
「一緒に飛ぼう」
奇跡が紡ぐ、物語。
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壱花さんの言葉↓
天使のアノリには前世の記憶がありました。それは、レンの母親であるリオナの記憶。だから地上に深い興味を持っていたのです。
この作品での天使とは死んだ人間が生まれ変わった姿のことを言います。なので天使として暮らす人々は新しい自分としての人生を暮らすために地上とは関わりを持たないよう暮らしています。
前世の記憶を持って生まれ変わるかは個体差によって違いますがひどく稀で、アノリは前世の記憶を持ったリオナの生まれ変わりです。
タイトルの [アナグラムの天使] のアナグラムとは、言葉遊びの一つで、単語または文の中の文字をいくつか入れ替えることによって、全く別の意味にさせることを言います。
Riona[リオナ] ↔ Anori[アノリ]
前世の記憶を持とうが、生まれ変わりであろうが、リオナとアノリは同一人物ではありません。今を生きる、全く違う命です。そういった意味でもアナグラムという言葉を使わせていただきました。
2人はこの奇跡を永遠に忘れることはないでしょう。
コメント
5件
- 甘乃暖(amano_hal)@本垢
- キムてん@声優になるぞ(ง🔥Д🔥)ง
- 甘乃暖(amano_hal)@本垢
- キムてん@声優になるぞ(ง🔥Д🔥)ง
- 甘乃暖(amano_hal)@本垢とっても素敵なコラボありがとうございます…! 演技がとても自然で聴いていてとても気持ちよかったです(*´꒳`*)✨演技お上手ですね!