もしもの未来
--
もしもの未来
- 13
- 1
- 0
〜BADEND〜
あの宴から数ヶ月後。
初期刀の彼は主の部屋で手紙を見つけた。
「私の刀達へ
この手紙を呼んでいるということは私が亡くなったあとなんですね。みんなは元気でいますでしょうか?新しい審神者さんには慣れましたか?
…そうではないですね。みんなに隠し事をしてしまってごめんなさい。あと数ヶ月の命ということを話してしまうと出陣や普段の生活で支障をきたしてしまうのではないかと考えてしまって、みんなに迷惑をかけたくないあまりに黙ってしまいました。本当にごめんなさい。でも後悔はしてません。今までありがとう。また会えたらいいな…
私の刀達に幸があらんことを。
あなた達の審神者より」
広間に集められた彼女の刀達は一晩中泣いた。それは悲しみに満ちた涙の雨のようだった。
〜NormalEND〜
あの宴から数ヶ月後。
主はなんとか命をとどめていた。救命ポットに入れられ、管に繋がれなんとか延命している。しかし彼女は眠ったまんま。
彼女が目覚めるのはあと何日なのか。何ヶ月後なのか、はたまた何年後なのか…それは誰も知らない。彼女は今も…これからも眠り続ける。
コメント
まだコメントがありません