nana

【台本】それでも僕は。
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#遠山台本 #声劇 昔読んだセリフに息遣いと泣き演技を混ぜて投稿する手抜き感である() 【セリフ】 (※語る後ろで走る息遣い。途中で転ぶ。) 投げられた石は痛かった。 突き刺さる視線が怖かった。 ここに居てはいけないと体が叫び 気付いたら無我夢中で走っていた。 はやく、はやくと急ぐ気持ちとは裏腹に足は思うように動いてくれなくて、転んだ膝からは血が流れた。 体に当たる雨が痛かった。 泥だらけの手が痛かった。 喉が焼けるように痛かった。 でも、あの言葉が、何よりも一番痛かった。 「生きてちゃいけないのかな?」 (※語る後ろで泣き声。) そう口にした瞬間、弾ける様に涙が溢れた。 泣きたいわけじゃない。 だけど心が、感情が、体を叩いてきた。 外に飛び出したいと、涙となって溢れてきた。 教えてください。 生きるって、どうやるんですか? 生きるって、誰の許可が必要なんですか? 泣いても何も変わらない。 頭が痛いだけだ。 でも、それでも‥ 「雨で、よかった‥。」

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