グッドバイ

コウチシュウ

ここにいつかはたどりつく そんな場所があったなら キレイな花が咲いてる あれはたぶん蓮の花だろう どんなに着飾っても隠せない みにくさってなんだろう たぶんそれに気づくのには またひとつ間違わなきゃいけないんだろう 燃える炎が教えてくれるのは 静けさを見つめること 見つめることが教えてくれるのは だれかの行く末か 大人は青年の裏切られた姿と だれもが言う 答えをみんな知っているのに なんで教えてくれなかったのだろう 苦しく悶えて悩むことは 美しくはないのか 物事には限りがあると気づくのに こんなに時間がかかるなんて 問いかけは宙に浮いたまま はじめから騙すつもりだったのかい ぼくの恋人よ 暗い心が見る夢は色のない夢だろう 海を泳ぐ夢が示すのはいつも不自由だからさ 新しい言葉が街にあふれて ひとりでもがいている 信じるものがあったとしても信じないそぶり 海は何も考えてやしないずっとたゆたうだけ 雨だって何も考えてやしないただ街を濡らすだけ 俺だって何も考えてやしない ただ生きてるだけ いったいいつになったら俺は 君を忘れるのだろう いったいいつになったら君は 僕を忘れるのだろう 問いかけは宙に浮いたまま はじめから騙すつもりだったのかい ぼくの恋人よ