幻想の夢の終わり
MISTY RAIN
幻想の夢の終わり
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世界の見る夢は やがて
摘み取られた花が くるり
数え切れないほど 舞って
赤々と染まりゆく
折れ曲がった指は どこを
指しているのだろう そして
ナイフを突き立てた 僕は
どこへ向かうのだろう
太陽が狂いだして
幾年の緑の葉よ
重ねては潰れてゆく
幻想の記憶
君の首筋に 爪の先を立てて
柔らかな肉を 裂いてあげる
長く伸ばした爪が 折れたとしても
痛みなんて 感じないだろう
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