【朗読】ある少年の末路【台本】
読み手:コラボ者様 書き手:田崎
【朗読】ある少年の末路【台本】
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昔々、人々に「化物」と呼ばれた少年がいました。
その少年はヒトのカタチをしているのですが、なんと、背中から白い翼が生えていたのです。
その見た目のせいで、本当は心が優しいのに、化物と呼ばれました。
少年は、毎日石を投げつけられ、火を翳され、体も心も、壊れそうになっていました。
「幸せな、普通の日々を送りたい」
と、ただ願い続けました。
ある日、少年は気づいたのです。
自分にとっての痛みは、相手にとっては無傷なのかもしれない、と。
「幸せ」や「普通」が、必ずしもそうではない、と。
みんなにとって、僕を虐めることが「普通」なら、僕はそれを叶えるしかできない、と。
翼は折れ、骨は砕けていき、
少年は、ホントウのバケモノになってしまったのです。
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お久しぶりです。生存確認です。
感覚って難しい。そんなお話です。
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- 詩伽姫お借りしました。