歌詞 私ハ傀儡、猿轡ノ人形 己龍

作詞
酒井参輝
作曲
酒井参輝
瘡蓋を剥ぎ取る丁寧に破れない様に 指でなぞる「私」を確かめるかの如く 捩り詰め込んだ美徳の刃が脈を切り刻む 剥がれて行く崩れて行く曖昧な歪が残った 其方から此方を抜け彼方が見透かせるかの様 爪と肉の間に喰い込んだ滓 それはかつて焦がれ焦がれた綺麗な戯れ言 掻き毟り取り溢れた蜜の味 それは今も… 流れて行く壊れて行く慥かな異物が残った 吐き気さえ飲み干して喉を這い出ずる手を噛む 「私ハ傀儡、猿轡ノ人形」 津液に溺れ錆びた声が私を喰い破る 乞えば溢れてまた一つ増える「穴」 映せば在れど無く黒い枷に塗れた物言わぬ傀儡一つ 触れてみれば…ざらり…ざらり… 瘡蓋を剥ぎ取る丁寧に破れない様に 指でなぞる「私」を確かめるかの如く 津液に溺れ錆びた声が私を喰い破る 乞えば溢れてまた一つ増える「穴」 映せば在れど無く黒い枷に塗れた物言わぬ傀儡一つ 触れてみれば…ざらり…ざらり…
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