

ユーザーピックアップインタビューvol.35 坂尻あい(真織)さん 〜心ひかれる歌の背景はお母様と素敵な旦那様〜
Nov 05, 2021ユーザーピックアップインタビュー2021歌い手さんシリーズ、最後の締めは坂尻あいさんです(^o^)
nana創立初期から投稿されているユーザーさんで、昨年のnanaアワード2020 ボーカルパート再生数部門準グランプリのほか、オーディション番組「ザ・ラストヒロイン〜ワルキューレの審判〜」ファイナリストという実績をお持ちのユーザーさん。
歌を聴いてみてください、一発でひきこまれてしまいます。
▲nanaアワード受賞サウンド「夜に駆ける」
お話してみたところあまりガツガツ来るタイプの歌い手さんではなかったので、その雰囲気もお伝えできるように記事にまとめてみました。ぜひお楽しみください(*^^*)
目次
nanaから始めた歌い手活動
歌が日常の幼少期。お母様は洋楽バンドのボーカリスト!
ノリで応募したオーディションが自分を変えた
今後はエアハモを増やしたい!
この記事のURL
https://nana-music.com/nanamagazine/interview035/
編集長K(以下K):はじめまして、nanaマガの編集長Kと申します。今日はよろしくお願いします。
坂尻あいさん(以下坂):よろしくおねがいします〜!
K:はじめましてと言いつつも、坂尻さんは2017年のnanaフェスにご出演頂いているのでもしかすると現場ですれ違うくらいはしているかもしれないんですよ。ステージ担当ではなかったのでステージを見る時間があまりなかったんですが。
▼nanaフェス2017

https://nana-fes.com/2017/artist.html
坂:もう4年も前なんですね。
K:そうなんですよ、驚きです、、、。今回は、nanaフェス出演者でnanaアワードを受賞している歌い手さんということで、坂尻さんの生い立ちや活動が気になっているユーザーさんも多いと思い、インタビューさせていただきました。
坂:よろしくおねがいしま〜す(^o^)。
nanaから始めた歌い手活動
K:最初に、歌の活動の全容といいますか、どういった活動をされているのか教えて下さい。YouTubeでも活発に活動されているようですし、普段はどんな活動をされているのか、気になっていました。
坂:最近はYouTubeが中心です。
YouTubeアカウントはずっと前からあったんですけど、1年半前くらいから色々投稿するようになりました。
K:どんな曲が多いですか?また、どういうタイミングで投稿しているのでしょうか。
坂:カバーが多いですね。投稿は定期的ではなくて、できる時に投稿している感じです。
【フル】夜に駆ける / YOASOBI Covered by 坂尻あい
K:YouTubeの合間にnanaという感じですか?
坂:nanaは息抜きです。評価を気にしなくていい場所っていうか、何をやってもいいっていうか(笑)。
短いのがいいんですよ、ワンコーラスしか知らない曲でも投稿できるので。
K:息抜き(笑)!息抜きにしては素晴らしい歌の投稿が多いですね(苦笑)。ちなみに坂尻さんの最初の投稿は2013年、ユーザーIDはなんと5桁!
坂:2013年!お〜(笑)!
K:ということで、かなり初期からお使いいただいているのですが、nanaは当初から息抜きという感じだったのでしょうか?
坂:当時はnanaだけでした。
人に歌を聞かせたことがあまりなかったので、チャレンジっていうか、いろんな人に聞いてもらったらどんな反応が来るんだろうなって思って歌うアプリを検索したらnanaが出てきたんです。インストールしてやってみたら楽しかったので続けています。
K:当時そこまで人は多くなかったと思うんですが、それでも聞いてもらえましたか?
坂:はい、何人か。でも何人かでもすごく嬉しかったんです。最初の頃からのフォロワーさんで今でも聞いてくれる人もいて、コメントもくれるんですけど、地元みたいな安心感です。
K:なるほど、nanaで歌い始めて、nanaが地元なんですね!
いやしかし、気軽にやっている割にはnanaもYouTubeもすごい再生回数ですよね。ちなみに一番再生されているのはコレサワさんの「たばこ」です。3万8千回超えてます。何か仕掛けがあるのでしょうか。
どこかで告知しているとか、選曲とか、タイミングとか。
坂:ほんとですか!?気にしたことないんです。
なので、仕掛けもないです。好きな曲を歌っているだけなんです。
K:そうでしたか、すごいなぁ。
ちなみに好きなアーティストさんがいたら教えてください。
坂:母親の影響で、洋楽が好きですね〜。Billie EilishとかGrace Vanderwaalとか。
K:ほんとだ!投稿を見ていくと、洋楽、多いですね。しかもどのサウンドもすごくいいです、、、。
▲坂尻さんの洋楽投稿。一聴の価値アリ!
歌が日常の幼少期。お母様は洋楽バンドのボーカリスト!
K:坂尻さんが歌を歌い始めたきっかけを教えて下さい。
坂:歌は物心ついた時にはもう歌っていました。母親がバンドのボーカルをやっていて、歌を聞いたり歌ったりするのは日常でした。よく母親と一緒にカラオケに行ってました。
小中の頃も勉強はすごく嫌いだったんですけど、音楽だけは好きでした。
K:小中の音楽って好きな歌を歌えるわけではないと思うんですが、それでも好きだったと。荒城の月とか歌ってたんですよね?
坂:そうです、それでも好きでしたね〜。
K:お母様の影響が大きいと思うのですが、どんなバンドを組んでいたのかご存知ですか?
坂:聞いたことあります!洋楽なんですけど、えっと、何だっけ、、、(笑)。昔流行ってたバンドらしいです。旅館のディナーショーとかをやっていたと聞きました。
K:え!ディナーショーって、もはやプロじゃないですか。
坂:らしいです(笑)。
K:実は英才教育だったと。となると中学卒業後は、、、?
坂:高校は音楽専門の学校に行きました。ミュージックコースのボーカル専攻というところに。そこで基礎を学びました。
K:専門学校で音楽の学校にというのはよく聞きますが、高校から音楽・ボーカル系っていうのはすごいですね。
坂:勉強が本当にダメで(笑)。
だから高校は楽しく過ごしたいなと思って選びました。おかげで3年間音楽できました。バンドは組みませんでしたけど、文化祭とかはステージにあがりました。
K:高校卒業した後も音楽系に?
坂:卒業した後はどうしよう!ってなって(笑)。
バイトをしていましたけど、知り合いの紹介で音楽喫茶みたいなところで歌わせてもらうこともありました。周囲に何件かそういうお店があって、歌わせてもらいました。何も動画とか残ってないですけど。
K:お母さんは持ってるかもしれませんよ。
坂:たしかに!持ってるかもしれませんね〜。
K:歌はお好きで既に色々なキャリアをお持ちだというのはわかってきました。楽器はいかがですか?何か昔から演奏していた楽器などがあれば教えて下さい。
坂:楽器は中学生くらいでやっとギターをやりました。独学でずっーっとやっているんですけど、ずーっと同じレベルのまま成長してないです(笑)。

K:やっとって、中学生でギターは十分早いと思いますよ(笑)。ギター伴奏からのオリジナル曲投稿もありますよね。何曲くらい曲をお持ちなんですか?
坂:曲作りが本当に苦手なのでたまに、ですけど、投稿しています。オリジナル曲は5曲くらいあります。
K:どういうきっかけで曲を作るのでしょうか。
坂:母親と喧嘩したときとか(笑)。
あとは娘がめちゃめちゃかわいい時とか、ですね。そういう時に曲を作りたい衝動が降りてくる感じです。
最初にオリジナルを作ったのは2017年の2月、ってなってますね。
K:比較的最近なんですね!最初のオリジナル曲とは思えない素晴らしい曲、、、作る時はギターで作るんでしょうか。
坂:まずは歌とメロディを決めて、それに合うコードを探していく感じです。
K:中学生の時にギターに手を出していたことが生きているんですね。他の楽器や、DTMなどにチャレンジする予定はありますか?
坂:ウクレレはやってます!

他の楽器やDTMは考えたことなかったです。機材とかも全然詳しくないですよ。
K:でもいい音で録音できていますよね、声が太くて伸びがある。どうやって録音しているんだろうと思っていました。
坂:Androidに100均のイヤホンマイクを、、、(笑)。
K:マジですか!
となると、もともとの声、歌がいいんですね。すごいマイクで録ったらすごいことになりそうです。nanaはわかるとして、YouTubeの音源も同じですか?
坂:YouTubeのは自宅で。イヤホンマイクじゃなくて持つマイクを、あの、マイク挿すやつあるじゃないですか。アレに挿して、パソコンの、、、Logic Proってやつで音量を調整しています。
K:アレはオーディオインターフェースってやつですね(笑)。そして、いきなりLogic Pro買ったんですか!?それDTMってやつです(笑)。
坂:旦那が買ってきました(笑)。

K:色々すごいですね。サラッと色々やりますよね。MIXもするし動画もご自分っていうことですよね。もっと自慢した方がいいと思います(笑)。
ノリで応募したオーディションが自分を変えた
K:歌一本でのの歩みを続けている坂尻さんですが、「ザ・ラストヒロイン〜ワルキューレの審判〜」にも応募されてファイナリストになっていますよね。応募のきっかけは何だったのでしょうか。
▼特設サイトには坂尻さんもたくさん出てきます!
坂:高校卒業した頃なんですけど、近所のカラオケ屋さんでコンテストをやってたんです。で、やってみませんか?って言われてノリで出場したんです、当日でしたけど。
K:ノリで(笑)。
坂:はい(笑)。そしたらその後コンテスト会場にいた人から連絡があって、ラストヒロインオーディションに出てみないかと言われました。
で、また、ノリで(笑)。
K:ノリノリですね(笑)。オーディションに出場した後は何か変わりましたか?
坂:知り合いに「見てるよ!」って言われたり、街で声をかけられたりするようになりました。
でも周囲の反応というよりは自分が変わったんじゃないかと思います。オーディションって言い方悪いですけど恥をさらすようなものじゃないですか(笑)。オーディションで恥ずかしいところが全公開されちゃってるから、性格が明るくなったというか。やってよかったです。
K:オーディションに応募したきっかけは理解できました。ちなみに、YouTube投稿を始めようと思ったきっかけは覚えていますか?
坂:ある日旦那がMacBookとWebカメラを買ってきたんです。それを見て「YouTube撮れるな」と思って(笑)。
K:ノリですね(笑)。
今後はエアハモを増やしたい!
K:最後に、nanaでの活動、nanaライフについてお伺いしたいと思います。一番想い出に残っている投稿やコラボを教えて下さい。
坂:コラボしてくれるとそれだけで嬉しいので一番って決められないんですけど、ひとつ挙げるならpentatonixっていうグループのメインボーカルなしサウンド(エアハモ)を投稿したことがあって、それはたくさんコラボしてもらえてとても嬉しかったです。
K:お~!これはすごい。nanaだけで録音しているんですよね?すごいなぁ、、、。サウンドのコラボでつながって、実際に会ったユーザーさんはいるんですか?
坂:現実でお会いしたのは、nanaフェスで一緒に歌ったGensuiさんと、ギターの伴奏を投稿している小唄さんくらい、、、ですね。リアルで何かやるというのはあまりないです。
K:なるほどー。勝手なイメージで申し訳ないのですが、インタビューをするまではnana外でもライブや配信など活発に活動されている歌い手さんなのかと思っていたんですが、とてもマイペースに、気軽に楽しく音楽をされているんですね。お子さんがいて、いい旦那さんがいて、楽しそうだなと思いました。
坂:ありがとうございます(笑)。
K:今後チャレンジしてみたいことがあれば教えて下さい。
坂:コラボ用のサウンドをもっと出していきたいです、ハモリだけのサウンドとか。
K:ステレオ投稿できるようになったのでハモリだけ(エアハモ)は作りやすくなったと思います、ぜひやってみてください。nana以外だと何かありますか?
坂:オリジナル曲を作りたいんですけど、なかなか作れないんですよ(苦笑)。そういうのも含めて、YouTubeの投稿頻度は上げていきたいなと思っています。
K:動画作るの、大変ですからね、、、まずはnanaで歌が聞けるのを楽しみにしています。娘さんもそろそろ歌い出しそうですよね。
▲娘さんの声が入っているサウンド
坂:私のマネをして歌うようになってきました。この前投稿したんです、アンパンマンのマーチ。
K:これか!かわいいですね、、、、最高にかわいいじゃないですか、最後の「きいてみる?」が最高です。将来楽しみですね。
坂:はい、楽しみです!
K:最後に、フォロワーのみなさんにお伝えしたいことなどがあれば、どうぞ。
坂:すごい普通な内容になっちゃうんですけど(笑)、いつも聞いてくれてありがとうございます!始めた頃から聞いてくれている皆さんも、、、、えーと、、、、ありがとうございます!(笑)
K:これからも投稿楽しみにしています、今日はありがとうございました!
坂:はい、ありがとうございました。
とてもほっこりした雰囲気の坂尻あいさんに、インタビューしているこちら側が癒やされてしまいました。
ガツガツ攻めてくる感じではないのですが、しかし、歌を聴くと一発でひきこまれてしまう天性の歌い手さん。その生い立ちにはお母様が大きな影響を与えていること、そして素晴らしい旦那さまがいらっしゃるというのが印象的でした。
そして、ほんわかしているけれどとてもノリがいいということもわかりました(笑)。こういうノリって、人生で大切なんですよね。なんでも思い切って始めてみるということの大切さを改めて感じました。
今年もあとわずかとなってきましたが、皆さんも何か始めてみてはいかがでしょうか。手始めに後でコラボのサウンドにとりあえずコラボしてみるとか、、、まずは自分のアカウントを振り返ってみることにします(苦笑)。
坂尻さんのこれからのサウンド、そして娘さんの歌。楽しみがまたひとつ増えました(*^^*)
取材・執筆・編集:編集長K