和風声劇「龍神と人間」龍神(貴方の名前)＆人間(貴方の名前)

秋山祐和(フリー音楽素材 H/MIX GALLERY) 台本(サヤマメ)

#BGM #綺麗 #和風 和風声劇 台本 〜龍神の鈴華(りんか)と、人間の瀧(たき)〜 戦国時代、 ある人里離れた山の奥深く、鈴華という名の龍神が守る地があった。 ある日、龍神が自分の祀られている神社の近くを歩いていると、1人の人間が鳥居の下に立っていた。 目に光はない。〜〜〜〜… - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 龍神「そなた、何故ここにいる」 人間「・・・わからない」 龍神「我はこの地を守りし龍神。ここは人間ごとき が来ていいところではない。すぐに帰れ｣ 人間「◯◯(自分)には、帰るとこなんてない。家も家族ももう、何も残ってないんだ・・・」 龍神「なぜだ」 人間「戦いで家族は死んで、家ももうない」 龍神「でていけ。出ていかなければ、そなたを殺さねばならない」 人間「その方がいいよ。◯◯(自分)に生きる理由なんて残ってないから」 龍神「そう言うならば殺してやろう！」 人間「そうしてくれ」 龍神「なぜ命を惜しまない」 人間「これ以上生きててなんになるっていうの。早く殺してよ」 龍神「・・・はぁ。もういい。そなた、我と共に生きぬか」 人間「・・・え？」 龍神「そなたに生きる意味を与えてやると言っているのだ」 人間「なんでだよ・・・」 龍神「ふと、そなたが昔の我に重なっただけだ」 人間「でもここは・・・！」 龍神「我がいいと言っているんだ。もう、我の手が届く範囲、なんぴとたりとも死なせはせぬ」 人間「意外に人思いなんだね」 龍神「余計なことを。覚悟は出来ているのか」 人間「・・・はい。あなたの名前は・・・」 龍神「鈴華(りんか)とでも呼べ。そなたは？」 人間「瀧(たき)です」 龍神「いい名だ。ゆくぞ」 人間「はい！」 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - これは実際ウチが作った物語のなかにあるエピソード。やっぱ名前とか設定とかセリフとかいじってるけど。 だしてみたらという話になって、だした。 ちょっと早めに喋ったほうがいいかも。 なお、アレンジは自由。 龍神や人間は、男でも女でも、子供でも大人でも構いません。 人間はぼくでもウチでもあたしでもわたしでも… 自分、やってみたい！って人、やってみて。