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甘党な天才作家だって、たまにはチョコを渡したくなる。

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台本のあらすじ:
文学業界に突如として現れ、風の如き速さで日本中にその名を馳せた天才ミステリー作家、弓野(ユミヤ)先生。しかしその実態は、担当の立花に叱られるもそれに懲りず自堕落な生活を日々送っている、ナマケモノをそのまま人間に変換したような新人作家であった。そんな弓野先生が、今日はある物を立花に作って来たそうだが……?

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セリフ振り分け
★:作家(弓野先生)
☆:担当さん(立花)

☆「先生、こんにちはー。 原稿進んでますか?」
★「あっ! ハナちゃん、グッドタイミング! ちょうど完成したところ!」
☆「もう!〆切までには完成させるようにしましょうって何度も……って、ええええ!! 原稿、完成したんですか!? あの先生が!?」
★「あぁいや、原稿は全然やってないんだけど! そんな事より」
☆「"そんな事より"!??」
★「今日は何の日でしょうかっ!ヒントは、先生が持ってる箱の中にあります」
☆「(先生のセリフに間髪入れず)原稿〆切の日ですよおおおおおおおおおお!!!!」
★「うわあああああグチャグチャになる!!肩揺らしたらチョコが、グチャグチャになるううううう!!」
☆「……え? チョコ、ですか?」
★「あれ? ハナちゃん、本当に知らなかったの?」
☆「あぁー……そういえば、今日がバレンタインデーでしたね」
★「そうそう! だから今日は、いつも頑張ってるハナちゃんに弓野先生から直々にチョ……」
☆「まぁ、私は甘いものが苦手なので、義理チョコを持たされるこの日は苦手なのですが」
★「コを……」
☆「あれ? 先生?」
★「……あぁ、いや、ハハッ。 さすがに原稿しないとなって、思って、ね」
☆「おぉ! ついにやる気を出してくれるんですか!」
★「うん」
☆「さて。 ……あっ、ラズベリーを混ぜたんですか。 先生、こういうの作れるんですね?」
★「うん……って、えぇっ!?」
☆「あっ! すみません、私いま、凄く失礼な事を……!!」
★「いや、そうじゃなくて! だってさっきハナちゃん、甘いの苦手だって……!」
☆「ふふっ、先生が作ってくださったものですから。 喜んで戴きますよ」
★「あ……甘あああああああい!!!」

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あとがき:
こんにちは。 声劇台本主の七梨です。今日はバレンタインデーですが、皆さんはチョコを戴きましたか? それとも……おやおや、貴方は渡す側でしたか(`・ω・´)

今回はバレンタインデーという事で、弓野先生がチョコを渡すお話です。どうぞキュンキュンしてください。
今作ばかりは、弓野先生は女性、ハナちゃんは男性が演じた方が良さそうですね。そして今回も尺がギリギリです。七梨の感覚では割と余裕で読めましたが、ハナちゃん役の技量が試されそうですね。

PS.余談ですが、今までの弓野先生台本の中で一番早く、尚且つ締めをキリ良く完成できた気がします。(*´﹀`*)

*閲覧ありがとうございました!
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