歌詞 迷彩 椎名林檎

作詞
椎名林檎
作曲
椎名林檎
「ねえ 一層遠く知らない街に隠居して沈黙しませぬこと? こんな日々には厭きたのさ ねえ だうぞ攫つて行つて」 逃げ延びて水密桃に未練 砂みたいな意識と云ふ次元で 逃げ延びた暑さよ 何邊へ揺れが生じ 其の儘 怠惰に委ねた最後の青さ もう還らないと知つた温度も超へられぬ 夜の恐怖色 境界に澱むでゐた決心の甘さ たうに喪つた岸壁 打つは引いてくれぬ 後悔と濤の色 待ち侘びて凍る馨は混凝土(コンクリイト)砂みたいな意識と云ふ器官で 待ち侘びた寒さよ 何邊へ揺れに動じ 此の儘 愛情に模した修正ペンの白さ 現状を必死で繕つては剥いだ素肌に恐怖色 傍観に徹してゐた感慨の淡さ たうに喪つた雷雨 仰ぐは泣いてくれぬ残忍な雲の色 最後の青さ もう還らないと知つた温度も超へられぬ 夜の恐怖色 境界に澱むでゐた決心の甘さ たうに喪つた岸壁 打つは引いてくれぬ 後悔と濤の色
歌ってみた 弾いてみた