歌詞 彗星 Salyu
作詞
小林武史
作曲
小林武史
彗星は見たこともないけれど
大人になって見れる訳じゃない
約束はそこにはない
無数に延びる放射上の光り
不確かなもの なぞるようなこの街で
あの日離れてしまったのは今も
大切な記憶 それと足跡さ
あの手のひらから 何かが伝わった
それがどうかしたように どこかへ消えていった
彗星は見たこともないけれど
にじんでゆく光りのグラデーション
あの時焼き付いてしまった
夕暮れの紫の空のように
瞬きしたらすぐに変わってく
君がずっと好きだった
手には取れないものが夢の中にある
数えきれないほど 見逃していた瞬間
空に言い訳をしても 変わらないだろう
弱い自分なら始めに分かりたい
あの手のひらから 何かが伝わった
それがふっとしたときに 思い出せそうになる
眠れない夜が過ぎ 朝がきて
澄んだ空気を吸い込んだ後で
こころの瞳あけるよ
君の手をゆっくりと握りしめ
咲かないで つぼみなら気を付けて 見守っていただけさ
言わないでいたけれど 涙でも滲んでいた別れはグラデーション
星は幾つも流れた 孤独と引き換えにでも また明日を探せるだろう